Home 日系移民の歴史 あの日の北米報知 あの日の北米報知 第 23...

あの日の北米報知 第 233 回

1966 年6月3日号より

ワシントン州の東部にあるスポケーンからのニュースで、地元商業会議所から日系女性が表彰を受けたとの記事が掲載された。ベインブリッジ島出身のヨネコ・マツシタ(松下米子)さんで、地元鉄道会社に勤める夫とともに、自身 はアパートを経営しながら、高校、大学、一般社会で活躍を見せる息子5人を育てたことが讃えられた。当時はベビーブーマー世代を育てる親や引退時期を迎えた一世を讃える記事をよく見かける。

( N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。