Home 日系移民の歴史 あの日の北米報知 あの日の北米報知 1964...

あの日の北米報知 1964年3月24日号より

シアトル連邦執行委員会(Seattle Federal Executive Board)による年度表彰で、受賞者4人に日系のウィリアム・エンドウ(遠藤)氏が含まれたとの記事が掲載された。前年の成績からくるもので、陸軍ターミナルのトラフィック部長として、大幅な経費削減を提言した功績が認められたとある。二世を中心とした様々な分野での日系関係者の活躍が、コミュニティーのみならず、一般社会でも見られ始める時期でもある。

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。