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ウォルマートがネットスーパーの宅配サービス拡大

大型小売店のウォルマートが3月14日、同社ネットスーパー「ウォルマート・グロッサリー」の宅配経路の拡大を発表した。このサービスは生鮮食品や日用品を自宅まで配送する。すでにカリフォルニア州サンノゼなど国内6カ所でサービスを実施している。今後は100以上の都市部で運行開始となる。

「最新テクノロジーを活用すれば、顧客が買い物に費やす時間を節約できる。使いやすいアプリケーションやウェブサイトで幅広いウォルマートのサービスをまとめ、よりシンプルに提供する」と、グレッグ・フォランCEOは同社プレス・リリースでコメントした。テクノロジーの進化と、インターネット通販が買い物の主流となった時代の流れを汲んだかたちだ。

競合としてアマゾンのネットスーパー「アマゾン・フレッシュ」がある。ウォルマートは、ワシントン州内でウォルマート・グロッサリーを開始しているが、宅配は行っていない。オンラインで注文した品物を特定の場所で受け取るサービスのみだ。

ウォルマートは1月26日に、日本のEコマース企業、楽天との電子商取引(EC)分野で提携を発表したばかり。2018年9月までに両社が共同でネットスーパーを日本で運営する。同社は今後アメリカ国内でも同様に、日米における戦略的提携と大きなネットワークを持った強みを生かして、新たな顧客へのリーチをしていく。今年末までに、配送オプションの米国家庭40%以上への浸透を目指す。

(小林真依子)

編集ライター。金融機関で勤務の後、留学のためシアトルへ。毎日の小さな「オモシロイ」を求めて日々シアトルを探索中。テクノロジーの町にいながらアナログを楽しむ関西人。