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あの日の北米報知 第225 回

1967 年4 月25 日号より

第二次世界大戦後、日本のメーカーが初めて製造した旅客機、YS-
11関する記事が掲載されていた。当地ボーイングフィールドでPRを兼
ねた試験飛行を実施したとある。当時は性能など評判もよく、南米諸国と
の商談成立、また当地を中心とした航空会社からも注目されていた様子が
記されている。その後、同機は商業的な成功は収めることはできなかったが、半世紀後、三菱航空機が当地を拠点の1つとし旅客機製造事業を進めている。当時の記事との関連性が興味深い。

(N・A・P)

N.A.P. Staff
北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。