日本の外務省によると22日、日本国外への滞在、短期渡航者の安全対策に関する意見交換会が行われた。「『在外邦人の安全対策強化に係る検討チーム』の提言点検チーム」による会合で今回が2回目となる。
同会合は岸田文雄外務大臣の指示をふまえて実施されている。昨年にシリアで起きた邦人殺害テロ事件を受け、自衛能力が相対的に弱い中小企業関係者、短期旅行者などの安全対策強化を念頭に置く。
会合では政府関係者、テロ・地域情勢、海外進出企業、旅行業界、情報発信の有識者が▽わかりやすく適時適切な情報発信▽官民連携の強化などについて意見交換を行った。
会合は濵地雅一外務大臣政務官が座長。1回目は15日に行われた。有識者からの意見を踏まえ、在外邦人の安全対策強化に対し、今後取るべき施策取りまとめを早急に進めていくという。
(N・A・P)