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ローリー・マツカワ氏、即位礼正殿の儀に参列

ワシントン州日本文化会館(JCCCW)の創始者で執行役員を務めるローリー・マツカワ氏が、10月22日に日本で執り行われた即位礼正殿(せいでん)の儀に参列した。

饗宴の儀の参加者へ贈られた菊の御紋が入った器

アメリカからは、イレーン・チャオ米運輸長官が政府代表として参列。市民ではマツカワ氏のほか、ハワイ州からデイビッド・イゲ州知事と弁護士のクリスティン・クボタ氏、カリフォルニア州から民主党所属のマーク・タカノ下院議員、米日カウンシル会長と全米日系人博物館初代館長を務めた故・ダニエル・イノウエ元上院議員夫人のアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏、実業家で米日カウンシル元役員のトーマス・リノ氏、ノーマン・ミネタ元米商務長官・運輸長官が招かれた。

安倍晋三総理が主催した夕食会にて、マツカワ氏(左)とチャオ運輸長官

マツカワ氏は、今年6月までシアトル地域のローカル局であるキング5でキャスターを務めてきたジャーナリストで、JCCCW創設など、シアトル日系コミュニティーで幅広く活躍する。「儀式が執り行われる間は、正殿前の白石が敷き詰められた中庭に向かう部屋にいました。天皇陛下がおことばを述べられた後、2,500名の参列者から万歳三唱がありました。参列できたことを名誉に思います」と、マツカワ氏は本誌にコメントを寄せた。

アメリカ市民として参列した7名は、同25日昼に皇居で行われた饗宴(きょうえん)の儀にも招かれ、天皇皇后両陛下と謁見。昼食会後には、皇居正殿のほか、見事な盆栽や石庭が並ぶ庭園などを見学した。   

(室橋美佐、写真提供:ローリー・マツカワ)

北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長。上智大学経済学部卒業後、ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から現職。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。