1964 年1 月7日号より
タコマ市の北にあるファイフは小さい町ながら、ピュアラップバレーの肥沃な土地もあり、日系農家が多く移り住み、タコマ地域の日系社会形成の一翼となっていた。1964年時にも町の中心部に日系商店として富士十仙店が構えられていたが、当時に大火事に見舞われたとの記事が掲載されている。
同年1月4日に富士十仙店が入るビルから出火、折からの強風もあり市役所やスーパーマーケットなど建物内の店舗が全焼した。夜の火事だったため、富士十仙店での人的被害はなかったが、店内商品をすべて焼失するという大被害で新年早々の災難に見舞われてしまった。
(N・A・P)