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全米日系人博物館 暫定館長を選定

全米日系人博物館が8日、暫定館長兼CEOにアン・バロウス氏を選出したことを発表した。 6月で任期を終えるグレッグ・キムラ現館長が引き継ぎを進める。

新館長選定評議会のノーマン・ミネタ議長は、「(バロウス氏)の豊富な関連職務での指導経験は、本博物館の使命と密接に結び付いています」と話している。

バロウス氏は現在米アムネスティーインターナショナルの会長を務めている。同氏が現職に就いたきっかけは、出身国の南アフリカで反アパルトヘイト活動で投獄、助け出された 経験が大きい。そのほかにも米国内外で25 年以上にわたり非営利団体の重要職に携わってきた経験を持つ。

「本博物館の使命と価値は、今まで人権と根本的な自由を守るために献身してきた自分の経験と深く結び付いています」とバロウス氏は話す。

評議員会は今後も候補者を検討、正式な館長決定に向けた調整を行っている。

(大間 千奈美)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。