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シアトル次期市長のハレル氏 政権移行チームに宇和島屋CEOなどを任命

来年1月からシアトル市長を務めるブルース・ハレル氏は11月16日に、政権移行チームを発表した。文化芸術、教育、政権運営、治安、地域中小ビジネスなどを含める12分野の組織委員からなるチームメンバーは総勢約150名。メンバー構成を発表したハレル氏は、「市内の問題を早急に解決するための積極的なアジェンダをつくる準備ができた」と述べた。

政権移行チームには日系、アジア系のコミュニティー・リーダーからの抜擢も多く、宇和島屋CEOのデニス・モリグチ氏とアマゾン社エグゼクティブのテイラー・ホアン氏が地域中小企業分野(Small and Local Business)、ワシントン州下院議員のシャーロン・トミコ・サントス氏が教育分野(Education and Youth)、ヒョク・キム元副市長とマイク・フォング元副市長が政権運営分野(Government Operations)、不動産開発業者バイブラント・シティーズのジェームス・ウォン氏が交通・土地利用分野(Transportation and Land Use)で、それぞれ委員長に任命されている。

(室橋美佐)

北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長。上智大学経済学部卒業後、ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から現職。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。