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シアトル市長選ブルース・ハレル候補、日系コミュニティーとオンライン会議

ブルース・ハレル氏

シアトル市長候補のブルース・ハレル氏が10月13日、日系コミュニティーとオンライン会議を行った。同氏は、8月3日に行われた予備選で34%の投票を得て11月2日の本選挙へ出馬。予備選で32・1%の投票を得た現職シアトル市議のロレーナ・ゴンザレス氏が対抗馬だ。ハレル氏は、日系2世の母親と黒人の父親との間に生まれ、セントラル・ディストリクトで生まれ育っている。当選すれば、初のアジア系シアトル市長、2番目の黒人市長になる。

オンライン会議は、現職シアトル市議のデイビッド・デラ氏、元シアトル市主席補佐官のフレッド・キガ氏、元キング郡交通局長のハロルド・タニグチ氏、ハレル氏後援会メンバーのイレーン・イコマ・コー氏、本誌発行人の森口富雄が主催したもの。ワシントン州選出アメリカ合衆国下院議員のマリリン・ストリックランド氏が「(多様性ある)アメリカを体現しているようなブルースがリーダになることは、若者へのロールモデルとなり、人種差別の解決に導く」と冒頭挨拶を行った。

ハレル氏はオンライン上で演説と質疑応答を行い、「ホームレス問題がシアトル市が直面する最重要課題」としたうえで、「住む場所がなくホームレスに陥っている人々、そして地域の公園や公共空間を利用する市民への両方への対策を十分に行っていない」現在の政策が状況を悪化させていると批判。市長になれば、必要なホームレス・シェルターの設置と、清潔で安全な公園や街路を取り戻すための行政サービスを提供すると述べた。9月に市議会で決議されて物議を醸している賃貸料値上げ規制条例については、「小規模経営の家主とも協力する。家主と借主の両方の立場をバランスよく考えるアプローチをとるべきだ。スモール・ビジネスの活性化にも注力すべき」と参加者からの問いに答えた。最後には、選挙キャンペーン・マネジャーのモニシャ・ハレル氏が、「既に郵便投票者登録用紙がご自宅に届いているはずです。ぜひ選挙日を待たずに投票してください」と投票を呼び掛けて締めくくった。

次の市長選テレビ討論会は、KIRO 7 ニュースで10月28日(木)午後7時から放送予定。シアトル市消防士ユニオン、初のアジア系州知事として知られるゲイリー・ロック氏などがハレル氏をサポートすることを公表している。

(室橋美佐)

北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長。上智大学経済学部卒業後、ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から現職。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。