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市議会議長 市議、日系初

昨年度選挙で当選を果たしたシアトル市議会の議員9人が4 日、シアトル市役所で開かれた議員宣誓式に臨んだ。日系のブルース・ハレル市議(写真英語1面)は、市議会議長を初めて務めることが決定した。

市議会議長は議会日程を含め、議会内の業務責任ほか、市長不在時には、市長に代わる役目を担う。

ハレル市議は11月の選挙では接戦を強いられたが4選を達成。前期は公共治安、公民権、テクノロジー委員会を担当。今期は教育、平等、市政管理といった委員会をまとめる。

ハレル市議は宣誓式で、自分が培ってきた教育の大切さを強調。「自分自身を探し出すためのプロセス」として、さまざまな困難に立ち向かう重要な要素になると説いた。

シアトル市議会は、は総議席の半分近い4人が新議員として加わった。急速な発展を遂げる一方で、様々な課題が出てきている地元自治体の市政を担うべく各議員の政治力が試される。

(N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。