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シアトルは全米一のコーヒー都市ではない? 民間調査で

雨しのぎに、暖を取りに、コーヒーを飲む。シアトルの気候を反映した人々の日常が「シアトル系コーヒー」を生んだ。1971年にパイク・プレース・マーケットでスターバックスが誕生。シアトル市民にとって、コーヒーはより身近な存在となった。しかし全米で見ると、シアトルはいちばんのコーヒー都市ではないかもしれない。

民間の金融系ウェブサイト「ウォレットハブ(WalletHub)」が9月25日、「全米ベスト・コーヒー・シティー2018」をランキングで発表。全米100都市を14の項目に基づいて調査したところ、1位はニューヨークで、シアトルは2位との結果に。コーヒー店の総数だけでなく、ドーナツ店数、コーヒー関連イベント数、コーヒー店内のWi-Fi環境、グーグルでコーヒーについて検索された頻度、といったユニークな項目で調査された。

ニューヨークやサンフランシスコはコーヒー店数がシアトルよりも多いが、コーヒー製造業は少ない。大都市で人口や観光客が多いからこその需要の高さと言えそうだ。シアトルは総合評価でニューヨークに僅差で負けたものの、コーヒー製造業では2位(1位はポートランド)だった。

(小林真依子)

編集ライター。金融機関で勤務の後、留学のためシアトルへ。毎日の小さな「オモシロイ」を求めて日々シアトルを探索中。テクノロジーの町にいながらアナログを楽しむ関西人。