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シアトルのローカル・バーガーを東京のど真ん中で! リル・ウディーズ/Lil Woody’s

シアトルのローカル・バーガーを東京のど真ん中で!
リル・ウディーズ/Lil Woody’s

シアトル発、バラードやキャピトルヒルなどに全4店舗を展開するハンバーガー・ショップ、リル・ウディーズ バーガーズ&シェイクスが、2023年8月24日、澁谷の道玄坂に日本1号店をオープンさせました。東京在住の北米報知編集スタッフが念願の初訪問!一時帰国や東京観光の際、ぜひ参考にしてくださいね!

文:河野 光 写真:ジェシー・リベラ

澁谷へは電車で約15分の便利な場所に住む筆者。オープン以来ずうっと気になってはいたものの、なかなかチャンスがなく先送りになっていた。1月末、カメラマン兼任の夫がシアトルからやってきているこの機会に、えいっと重い腰を上げてついに訪問を果たした。

◀︎ 近くを通れば見逃しようがない。待ち合わせ場所にも◎

澁谷駅から徒歩約10分。同店と同時オープンの大型複合施設「道玄坂通dogenzaka-dori」内、通りに面した2階建ての店舗は、ガラス張りで天井が高く、吹き抜けの堂々とした外観。白、赤、黒を基調に装飾された店内は、シンプルながらポップな遊び心が散りばめられている。1階はカウンター、2階は主にテーブル席となっており、広々と十分なスペースが確保されているので大人数での利用にも向いているだろう。

店内2階から1階をパシャリ。木製のテーブルが暖かい印象 ▶︎

注文はタッチパネルで。何か困り事があれば、付近にスタッフが在中しているので安心だ。オーダーを終えて好きな席に座れば、あとは出来上がるのを待つだけ。この日は平日の夕方ということもあり、店内は空いていて、10分もせずに全ての商品が運ばれてきた。

今回注文したのは、同店のシグニチャー・バーガーのひとつ、ビッグ・ウディー(単品)、ケソ・フライズ、オニオン・リングとシェイクのストロベリー、シアトルのローカル・ビール(缶)。

マクドナルドで言えばビッグ・マックの立ち位置にいるビッグ・ウディー。存在感のある分厚めのベーコンが2枚、牛肉の味が濃い肉にくしいパティーは、パリッと新鮮なレタスやジューシーなトマトと一緒に食べることで重くなりすぎず良いバランス。ケチャップとマヨネーズという気取らないソースも良い。普段ハンバーガーを食べつけない筆者でも、素直に美味しいと感じた。名前の通りビッグ・サイズのため、いろいろ試したい場合はシェアするのがおすすめ。

ビッグ・ウディは単品で1400円。ポテトとドリンク付きのセット価格は1900円。ビール以外のメニューは持ち帰りも可能!

 右手前からケソ・フライズ(¥1000)、その後ろオニオン・フライ(¥600)は衣薄めで、特に大きな特徴はない印象。ケチャップは自由に各階のステーションからピックアップできる。シェイクは各750円。左上ジョージタウン・ブリューイグのルシールIPAは1000円

自家製のハラペーニョ入りチーズソース「ケソ」がかかったケソ・フライズは、バスケットでサーブされるため数人でつまめる。しなしなのポテトが筆者の好みにぴったり。個人的にはハラペーニョの辛さがもっと際立っても良いと感じた。カリッと感を楽しみたい方は、ベーシックなフライズにソースを追加注文するのもおすすめ。甘塩っぱさが人気のミルクシェイク・ディップはシアトルの味!

シェイクは定番のバニラ、ストロベリー、チョコの3フレーバー。シアトルのものと比べると、氷の粒子が細かく滑らかで、少し甘さが控えめかも。サイズはひとつ。日本基準だとLサイズくらいの大きさだった。

2月6日から18日までの期間限定で、1970年にニューヨークで創業され、現在は東京ミッドタウンに店舗を構えるインドカレー専門店、ニルバーナ・ニューヨークとのコラボバーガーも展開していた。今回筆者は機会を逃したが、今後も新メニューや他レストランとの企画にも期待大だ。

シアトルを飛び出して、東京を代表する繁華街のひとつである渋谷にやってきたリル・ウディーズ。地域の人々、さらには世界中からこの街を訪れる人々に愛される、定番ハンバーガー・ショップになって欲しいと、陰ながら応援している。

INFO

Lil Woody’s Burgers & Shakes
リル・ウディーズ バーガーズ&シェイクス
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 2-25-12 道玄坂通 1F
営業時間:日〜木 11am〜9pm、金土祝日 11am〜11pm
☎️03-6712-7763
https://lilwoodys.co.jp

約4年間のシアトル生活を終え、2022年5月に日本へ帰国。運動オンチのインドア派に思われがちだが、屋内にこもっているのが大の苦手。犬とお酒と音楽が友だち。愛犬と2〜3時間地元を散歩するのが日課。