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数字の変化に驚き〜一石

by 佐々木 志峰

仕事現場で同業者とビザの話題が挙がることが増えた。米政権が滞在期限の規則変更で対象とする報道ビザ(Iビザ)で働いている関係者が多いからだ。そこへ、施行日とされた9月15日の前日に連邦地裁の差し止めが入ったとのニュースがあった。

この規則変更で最も大きな対象となっていたのが、留学生ビザ(Fビザ)だった。米国際教育研究所(IIE)によると、2024年から25年度で学士や修士課程で学ぶ留学生数は117万7766人。新しく留学した学生数は前年から2万人以上減らし、27万人強だった。

日本からの留学生数は1万3814人。前年度からわずかに減らした。1990年代から2000年あたりにかけては4万人を常に超えており、当時の人数から見ればさびしさもあるが、留学先としては依然として米国がトップという。ただ為替が「ニューノーマル」のようになって久しい現状に加え、ビザ取得の面を含め、留学先として「選びにくい」理由が増えているのも間違いないだろう。

米国は中間選挙を間もなく迎える。現政権の「信任投票」となる。有権者によって見る部分はさまざまあるだろうが、欠かせないのは生活感。ガソリン価格は大きな指標となるだろう。久しぶりに全米自動車協会(AAA)のウェブサイトで見てみると、これまでハワイ、カリフォルニア、ワシントンなど一部だった全米平均から高額となる「赤色」の州が増えている。

全米平均で安価な「青色」はテキサス州をはじめ南部に多い。大統領選挙で民主党への支持傾向が強い州を「ブルーステート」、同じく共和党を「レッドステート」と呼び、AAAのサイト傾向は色が逆だが、いずれにしても価格上昇は全米中で相当なものだ。

9月14日段階でワシントン州の平均は1ガロンあたり5・56ドル強。シアトル地域では5・70ドルほど。今年の夏前にあったピークの6ドル近くへ再接近している。1年前は4・81ドル強だった。

調べてみると、25年前は全米平均で1ドル台を推移していた。留学生の数も同じだが、この4半世紀の違いに改めて驚かされている。