1967 年3月14 日号より
大学の学生社交クラブのフラタニティーへの入会の認可を巡った問題が、ノースウエストの日系学生に起きた記事が掲載された。1960 年代において、ワラワラのウィットマンカレッジ、オレゴン州コパリスのオレゴン州立大学で日系学生がフラタニティーへの入会を申請したところ、人種を理由に入会を認めないとする声が上がり問題となった。ワラワラでは入会拒絶を不満とする会員が脱会申請、オレゴンでは強固な反対により、入会認可が下りるまで時間を要した事実が明らかになっている。長い歴史を誇るクラブの伝統と時代の流れの中で起きる人種偏見の一例といえるだろう。
(N・A・P)