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ID景観変化、警官増 北管区新ビルに物言い

新しく舗装された旧宇和島屋前の駐車場。ヒンヘイ公園も拡張工事が進む。写真 = 佐々木 志峰

インターナショナル・ディストリクト(ID)で進められていた開発事業により、地域景観に徐々に変化が出てきているようだ。宇和島屋が進めるパブリックスホテル改築工事は、アパートの建設は完了、裏側の一般駐車場も再舗装された。対角にあるヒンヘイ公園の拡張工事を含め、通りの雰囲気は一新しそうだ。

近年は雰囲気の悪化を含め、地元ビジネスや住民からも治安を含めた懸念の声が上がっていた。昨年に起きたID救急センターのダニー・チンさん殺害事件をきっかけに警察不信が沸き上がり、シャロン・富子・サントス議員らが数度にわたり住民と警察との会合を持つなど解決の糸口を探ってきた。

6月に行われた会合ではキャスリン・オトゥール署長が出席。サントス議員の案内でID視察も行われた。ID関係者によるタスクフォースによる改善案が提出され、以来、警察によるパトロールが増えたように見受けられる。

一方、同地区を基盤とするブルース・ハレル市議は、自身の月報の中で警察の対応に評価を見せるも、「結果が最も重要」と今後も厳しく成果を見守る姿勢を見せている。

シアトル市警は市内北を管轄する北管区の新ビル建設を決定。予算は当初の1億6千万㌦から1億4900万㌦と下がったが、膨大な建設予算が論議を起こしていた。老朽化もあり、人口が増える当地での警察活動に限界が見られる一方、多額な建設費用を別予算補助にまわすように要求する意見もある。議決日となる16日には反対グループが議会に押し寄せ抗議活動が行われた。

(N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。