ワシントン州交通法の13歳以下の子どもを対象とする自動車乗車に関連する法改定が2020年1月に施行され、チャイルドシート使用がより厳しく義務付けられることになった。同州交通安全課の発表によれば、1〜13歳の子どもの死因第1位は交通事故で、正しいチャイルドシートの利用で、死亡率を71%減らすことができるとしている。改定後の法律は以下の通りとなる。
1) 2歳までの幼児は運転席に背を向けた状態でチャイルドシートに乗せること。
2) 2〜4歳はベルトで固定できるチャイルドシートを利用すること。
3) 4歳以上で4’9インチ(約145cm)に満たない子どもは、チャイルドシートを使うか、ベルト固定のないブースターシートにシートベルトを使用する。
4) 4’9インチを超える子どもは正しくシートベルトを使用する。
5)13歳までの子どもは後部座席を使用する。
6) チャイルドシートは米運輸省の定める規格のものを利用し、またチャイルドシート・メーカーや自動車メーカーが推奨する取り付け方を守ること。
ワシントン州の子ども交通安全課のプロジェクト・マネジャーを務めるセシ・ヴェレス氏は、法律改定を受け、「しかるべき対策。ただし、法律はあくまで最低限の対策でしかないということを保護者の方々にご理解いただきたい。子どもの成長に合わせ、各メーカーの推奨する使用方法に従って利用して初めて安全性が高まるとの、交通安全専門家の意見もある」とコメントを添えた。
チャイルドシートの使用方法はわかりにくく、誤って利用されることも多い。米運輸省による車の安全点検サービスはワシントン州各所で受けられる。最寄りの点検所は、専用サイトから検索できる(www.safercar.gov/parents)。
さらに詳しい情報をはこちらを参照のこと:wacarseats.com。