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和食普及親善大使の末次毅行シェフ シアトル・セントラル・カレッジで講演

シアトル・セントラル・カレッジ内のシアトル調理学校(Seattle Culinary Academy)で5月21日、和食親善大使である末次毅行シェフによる和食調理デモンストレーション及び講演が行われた。同調理学校で教える宮田敬司郎氏とグレイグ塩崎氏が、担当するクラスへ末次シェフを招いて特別講義をしたもの。末次シェフは、2016年に日本食普及の親善大使任命状を授与しており、今回の講演は日本食普及活動の一環。当日は、在シアトル日本国総領事館から早坂直樹領事も来賓として参加した。

デモンストレーションは、だし汁の取り方や大根の面取りといった和食調理の基本に始まり、末次シェフの創作料理であるサーモンの酒蒸しやサーモン桜餅蒸しなどシアトルの食材と日本の食材を織り交ぜた「初夏の前菜10種盛り」の調理が披露された。講演では、料理人としての心構えや、レストラン経営についてなども語られた。参加した40名ほどの生徒たちは、デモンストレーションや講演に真剣に耳を傾け、試食後には末次シェフのレシピについて様々な質問が投げかけられ、それに末次シェフが惜しみなく回答をする場面が見られた。
(N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。