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中華系エンジニアがベルビューに集結 CIE100周年記念イベント開催

チャイニーズ・インスティテュート・オブ・エンジニア(CIE)シアトル支部による100周年記念イベントが、9月9日にベルビューのダウンタウンにあるウェスティン・ホテルのイベント・ホールで開催された。
CIEは、米国留学後に中国初の鉄道建設に関わり「中国近代工事の父」と呼ばれるセン・テンユウ(Zhan Tien-You)氏などによって1917年に設立。シアトル支部は、シアトル中華エンジニア協会(SCES)として1962年に設立された団体が1989年からCIEシアトル支部として活動している。これまで、中国人や中華系アメリカ人エンジニアの地位向上を目的として、奨学金プログラムやセミナーなどを開催してきたCIEだが、「今後は中華系エンジニアに限らず日本人や韓国人などアジア系エンジニアをサポートする活動に広げていきたい」とシアトル支部代表のシャオクシ・ワング(Xiaoxi Wang)氏は伝えている。
イベントでは、ファーウェイ・テクノロジーズ社の北米R&Dセンターでセンター長を務めるシーン・チェン氏による「テレコミュニケーションの未来」講演や、マイクロソフト社のAIリサーチ部門でリサーチ・マネジャーを務めるジャンフェン・ガオ氏による「ディープラーニングによるAI革命」講演が行われた。セミナー終了後の懇親会では、ベルビュー前市長で現市議会議員のコンラド・リー氏もスピーチで登壇した。
(N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。