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五輪間近、コミュニティーで壮行会  渡嘉敷選手、パワーもらった 「最高の舞台で自分らしく」

夏季五輪リオデジャネイロ大会を目前とするなか、女子バスケットボール日本代表の中心選手となるシアトル・ストーム渡嘉敷来夢選手の壮行会が16日、ベルビューカレッジで開かれた。地元コミュニティーから100人以上が出席し、渡嘉敷選手にエールを送った。

同イベントはシアトル日本商工会が主催。渡嘉敷選手も「五輪前に皆さんからパワーをもらえれば」とあいさつ。質疑応答に加え、ラッフル抽選、ギフト贈呈、記念写真撮影など交流が楽しまれた。最後には参加者が並んでアーチを作り、渡嘉敷選手を送り出した。

ストームでは控えとして出場時間が限られ、20日現在、21試合出場で平均プレイ時間は11・6分で平均得点は4・3にとどまる。日本やアジアでの立場と異なる現状だが、レベルの高い練習を含めた経験が「自分にとってはプラスになると思っています」と語る。

大会では予選グループAに入り、8月6日のベラルーシ戦が初戦。グループ6チーム中4位に入れば決勝トーナメントに進出できる。日本代表がスローガンとして掲げるメダル獲得へ向け、渡嘉敷選手は「自分らしく米国でやってきたことを最高の舞台で出したい」が力強く語った。

(N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。