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ワシントン州の交通渋滞が深刻化

ワシントン州の交通渋滞が年々深刻化している。ワシントン州カークランドにあるデータ会社、INRIXが2月5日に発表した世界38カ国1,360都市での交通調査によると、ワシントン州のドライバーは年間平均55時間渋滞にはまっており、全米では9位となっている。

調査では、渋滞で過ごす時間をガソリンや生産性などのコストに換算すると、1人当たり年間1,853ドル、州全体では約50億ドルに上るとされる。またエバレット周辺に住む通勤者は、フリーウェイで渋滞に巻き込まれる率が28%と、州内他地域の住民に比べて高いことも分かった。交通渋滞の原因は、ハイテク企業の進出拡大に伴う人口の流入が挙げられた。交通量の変化は人口増加だけでなく、ウーバーやリフトといった配車サービスと、都市の経済成長による物資の移動も影響する。

深刻化する渋滞に不満の声も多いが、全米ではロサンゼルスが最悪の交通量を記録。年間約104時間を無駄にし、ガソリンと生産性で年間5,000ドル以上の損失と、ワシントン州より倍の数字だ。

州の交通渋滞を緩和する対策として、リンク・ライト・レールの設置が急がれている。渋滞が上位の都市の中でも同様に、交通インフラの整備が進んでいる。サンフランシスコでは昨年9月、同地域の主幹道路であるI-80に「I-80スマート」を導入。ドライバーに混雑状況や渋滞回避情報を電光表示で知らせる、最新のリアルタイム交通情報システムだ。ニューヨークでは1日に20万人以上の通勤者利用を見込む、新しい地下鉄路線の拡張も計画されている。

(小林真依子)

小林 真依子
編集ライター。金融機関で勤務の後、留学のためシアトルへ。毎日の小さな「オモシロイ」を求めて日々シアトルを探索中。テクノロジーの町にいながらアナログを楽しむ関西人。