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バーサついに再稼働 予算、交通過密に懸念

修復され再稼働に臨むバーサ。 写真提供 = ワ州運輸省

2013年12月から故障により稼働を停止していた泥土圧シールド掘進機「バーサ」が昨年12月22日から、本格的な再稼働に向けたテストを開始した。

「バーサ」は日立造船製の世界最大級のトンネル掘削機で州道99号の新路となる地下トンネル掘削に使用されていたが、故障のため坑内から引き揚げられ修理が行われていた。シアトルトンネルパートナーズは5日までメンテナンスエリア内で低速度での試験運用を行い、問題がなければ今週から本格的な掘削を再開する。

今後バーサはパイオニアスクエアからアラスカンウェイ付近の地下を北に向け掘削する予定で、工事関係者らは旧市街の遺構や汚泥のため、一番の難所となると予測している。

一方、順調に工事が進んでも予算面、交通面における問題が指摘されている。1億4300万㌦におよぶバーサの修理費に関しても、どの機関が支払うかということについての結論は出ていない。また工事が予定通りに進めば、3月中にウォーターフロント沿いの99号高架道路が2週間にわたり閉鎖されるが、交通渋滞やバス路線変更に対する具体的な対策、発表は政府側から発表されていない。

いずれにしてもバーサが再稼働し、工事が順調に進むことが最初のステップとなる。シアトル市は99号線の交通情報をソーシャルメディアなどで共有できるハッシュタグ、#99closure を設置したが、交通過密な地区で行われる大工事は大きな混乱を呼びそうだ。

(保科 達郎)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。