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2018年における日本の流行まとめ

日本では12月3日、年末の風物詩である「ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された。その年の世相を反映したキーワードから、2018年に日本で話題になったものをまとめた。

そだねー

平昌五輪で銅メダル獲得のカーリング女子日本代表チームが使用した言葉。「不寛容な時代と言われ、SNSでの反応を過剰に気にして疲弊する昨今、トップアスリートから発せられるのんびりとしたやりとりはほっとするひと時をもたらしてくれた」と評され、2018年の年間大賞となった。

eスポーツ

エレクトロニック・スポーツの略で、対戦型ゲームをスポーツ競技として捉える名称。世界では、数億円稼ぐプロ選手もいる。日本では今まで認知度が低かったが、2018年夏に開催されたアジア競技大会の公開競技で金メダルを獲得した日本人選手も現れた。

おっさんずラブ

テレビ朝日系の連続ドラマで、おじさん同士の恋愛を描いたコメディー。女好きだがモテない33歳の「おっさん」が主役で、モテ期を迎えるが相手はおっさんたちということで話題を集めた。同性同士ということを誇張せず、人間の普遍的な恋心にフォーカスした内容で、視聴者の高い支持を得た。

スーパーボランティア

2018年8月に山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳男児を発見した、尾畠春夫さんに付けられた名称。赤い作業着に赤い鉢巻がトレードマークで、困難に見舞われている人がいると自前の救助車で駆けつけ支援活動を行う。当時78歳だったことや、彼のたどった人生、生き様なども大きな注目を集めた。

災害級の暑さ

2018年夏は日本全国で40度を超える地域が出るなど、記録的な猛暑となった。あまりの暑さに、7月だけでも熱中症で救急搬送されたのは5万4,220人、死者は133人と、近年まれに見る数字に上った。この事態に気象庁は異例の緊急会見を開き、記録的な暑さを「1つの災害」とし、国民の暑さに対する心構えを変えた。

トップテンには、サッカーW杯で活躍した大迫勇也選手を称える「(大迫)半端ないって」、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」から「ボーっと生きてんじゃねーよ!」、日本ボクシング連盟の審判不正問題から「奈良判定」などが選ばれている。

(小林真依子)

編集ライター。金融機関で勤務の後、留学のためシアトルへ。毎日の小さな「オモシロイ」を求めて日々シアトルを探索中。テクノロジーの町にいながらアナログを楽しむ関西人。