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しゃくなげ日本婦人会  発足20 年、笑顔で親睦会

ウィッビー島のオークハーバー市を中心とした日系婦人会「しゃくなげ日本婦人会」が19 日、20 回目となる親睦会を同市シニアセンターで開催。シアトル、タコマ地域からもコミュニティー関係者が足を運び、約130 人が恒例の昼食会や演芸を楽しんだ。

海軍基地がある関係でオークハーバーには国際結婚で移住、もしくは転住する日系関係者は多い。同団体は言葉、環境、週間の異なる土地での生活に慣れる「幸せの懸け橋」として、相互扶助の団体として1996年に発足。園子ローヅ現会長らを中心に、毎年の親睦会、夏のピクニックなどで交流を深めながら、施設慰問、文化活動、独立記念日のパレード参加、また地域団体への募金活動など社会福祉活動を続けている。

会員数はピーク時で130人を超えたという。若い会員も継続的に参加を続けている。米軍関係者の家族ということもあり、若い会員は転居を余儀なくされ退会することもあるが、団体の外に向けた活動は、地元自治体からも理解されている。会発足後にはオークハーバー市からの協力もあり、市内公園に小さいながら日本庭園を設置している。

(記事・写真 = 佐々木 志)

オレゴン大学でジャーナリズムを学んだ後、2005年に北米報知入社。2010年から2017年にかけて北米報知編集長を務める。現在も北米報知へ「一石」執筆を続ける。