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シアトル宮城会60周年記念演奏会

シアトル宮城会の60周年記念演奏会が、11月9日にシアトル別院で開催される。宮城会は、「現代邦楽の父」と呼ばれる宮城道雄氏の門人らが宮城氏の筝曲を普及すべく1951年に創設したもので、シアトルでは宮城氏の直弟子である高村国子さんが1959年に結成した。

シアトル桜祭りなどの日系イベントで定期的に筝曲を披露する宮城会にとって、10年ごとの記念演奏会は最大のイベント。高村さん、その娘であるマーシャさん、そしてシアトル宮城会メンバーに、バンクーバーから尺八演奏者の山本篁風氏が加わり、宮城氏作曲の「瀬音」や、古曲・現代曲など計12曲を演奏する。シアトル別院仏教会の僧侶である楠 活也師も、雅楽の管楽器である笙(しょう)を奏でてシアトル宮城会と共演する予定だ。

今回のイベントは、シアトルの地に根を張る日本の伝統音楽に耳を傾ける絶好の機会となる。

(室橋美佐)

日程:11月9日(土)12:30pm〜
場所:Seattle Betsuin Buddhist Temple Auditorium(シアトル別院仏教会)
         1427 S. Main St., Seattle, WA 98144
料金:無料
問い合わせ:☎︎206-325-9285(高村)

北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長。上智大学経済学部卒業後、ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から現職。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。