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収容所時代の手作り作品 日系展示会、7月から

オーバン市にあるホワイトリバーバレー博物館で第二次世界大戦における収容所で作られた様々な作品が展示される。

「Handmade in Camp – What We Couldn’t Carry 」と 題した新しい展示会では、家具、宝石、 大工道具、絵画、裁 縫道具、本、ゲーム、玩具や刺繍細工など約 60 点が紹介される。日米開戦を機に当地からスーツケースのみの持ち物で強制退去を受けた日系関係者が、収容所で自らの手で製作した品々となる。様々な制限が課された生活環境の中で思いを込めて作られた一品一 品を見ることができる。

博物館によると、多くが日系関係者からの寄付を受けての展示で、公の場で初めて見る展示品が並ぶ。

展示会は7月6日から11 月6日ま で。7月 12 日には展示を担当するケン・マツダイラさんによる講演が行われる。詳しくは(253)288―7433、もしくは http://wrvmuseum.org まで。

(N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。