寄付金で購入した、痛みを和らげるためのクッションを抱く自宅療養中の勇希さん
昨年12月5日夜9時ごろ、シアトルのプリ・スクール教員であるウェルバム勇希さん(26)がリクトン・スプリングス公園を歩行中、何者かに刃物で刺されるという残虐な事件が発生した。無差別に胸を刺された勇希さんは、自ら911に通報し、ハーバービュー・メディカルセンターで緊急手術を受け、無事一命を取りとめた。現在は自宅療養を続けている。特別支援教育に携わる教員として活躍する勇希さんは、家族想いなだけでなく、忙しい仕事の合間を見ては地域ボランティアにも積極的に参加する誰にでも親切に接する青年として周囲に知られており、彼が悲劇的な事件の被害者になったことを知ったコミュニティーの人たちは大きなショックを受け、心を痛めている。家族ぐるみの親しい友人により勇希さんを支援するために立ち上げられたクラウドファンディング、GoFundMeを通じて多くの人から寄せられた寄付金に、母の真希さんは心から感謝の気持ちを表す。勇希さんと同様シアトル学区の教員を勤める彼女は、勇希さんが十分な療養を取ることを望むと同時に、彼自身一日も早く職場復帰をし、今回の事件で感じたコミュニティーからの温かい支援に恩返ししたいと考えていることを打ち明けた。犯人は未だ逃走中。警察は容疑者を探しており、グレーのジャケット着用のひげを剃った背の高い男と説明している。勇希さんへの寄付金は下記リンクから。