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コミュニティーで協力 熊本地震被災地支援 桜祭り会場で募金活動

16 日に発生したマグネチュード(M)7・0と14 日のM6・2の前震などで大きな被害を受けた熊本地域の被災地へ、当地コミュニティーから支援活動が始まった。シアトル熊本県人会は19 日、シアトル桜祭・日本文化祭会場で熊本県マスコットのくまモンのロゴを身に着けて被災地支援の募金活動を実施することを発表した。募金はピースウインズ・アメリカを通じ、100% 被災地へ送られる。

シアトル熊本県人会のカルビン・テラダ(寺田)会長は、「我々の家族、友人へ向けた支援と希望のメッセージを届ける重要な時期」と語り、震災直後に熊本県庁と連絡を取り、支援の方向性を探ってきた。週末の一大日系行事を足掛かりにワ州日本文化会館(JCC CW)やピースウインズ・アメリカ、桜祭実行委員会らと支援体制を作った。

熊本地震は20 日現在の報道によると、関連死者は59 人、避難者は9万人以上になるという。2回の地震を合わせ、体で感じる揺れは730回を超えた。

当地では2011年の東日本大震災直後にも地元日系団体による連合で被災地支援の募金活動を実施している。

募金活動に関する詳細は(206)568 ―7114、kareny@ jcccw.org、J C C C Wのカレン・ヨシトミ事務局長まで。

 

(N・A・P)

N.A.P. Staff
北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。