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第32回 JETプログラム壮行会

7月27日、在シアトル総領事公邸において、世界各国から日本各地へ英語教師、および国際交流員を派遣する「JETプログラム」参加者の壮行会が行われた。

本プログラムは発足から32年目を迎え、54カ国で実施。シアトルからは63名の参加者が日本全国の小学校、中学校、高校へ、英会話と異文化理解を担当する外国語指導助手(ALT)として派遣される。また5名が国際交流員(CIR)として各自治体に勤務し、自治体ごとの国際交流事業に貢献する。

青森県むつ市にALTとして派遣されるクリストファー・チェスⅡさんは、母親が北海道札幌市出身の日本人で、現在も祖父母が宮城県仙台市に住んでいる。「自分のルーツである日本で、子どもたちの英語教育に携われることに大きな喜びと期待を感じている」と、心境を明かしてくれた。

派遣期間は1年間(場合によって延長の可能性あり)。壮行会の会場は明日に迫った出発を心待ちにする参加者のあふれる熱気に包まれ、またシアトル市内にある各県人会からの参加者との会話も大いに弾み、盛り上がりを見せていた。

(磯野愛)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。