今年で4回目を迎えたジャパンフェアが、6月29日と30日にベルビューのメイデンバウアー・センターで開催された。毎年さまざまな企業や団体のブースが置かれ、日本の文化、アート、そしてビジネスなどが紹介されるジャパンフェア。メインステージではコスプレ・コンテストや太鼓パフォーマンスなどが披露されたほか、会場4階では日本から特別ゲストを招いたセミナーなどが行われた。セミナーには今年2月に開校したシアトル熱中小学校の授業も加わり、多彩な講義に多くの来客が耳を傾けた。ＮＨＫワールドによるドキュメンタリー作品の上映会も行われた。
ジャパンフェア1日目の午後7時からは、来年のジャパンフェア開催に必要な運営資金を集める「フレンズ・オブ・ジャパン・ガーラ」が開催された。山田洋一郎シアトル総領事をはじめ、キング５ニュースでアンカーを務めてきたローリー・マツカワ氏も会場に駆けつけた。ディナーでは、徳島の阿波踊り連である「娯茶平（ごぢゃへい）」の7代目連長、岡 英昭氏による阿波踊りパフォーマンスや、芸術監督のミナ・ミラーさんがプロデュースする音楽コンサートも披露された。
今年のジャパンフェアの目玉となったのは阿波踊りレッスンとコンテスト。娯茶平の岡さんが、阿波踊りレッスンと阿波踊りコンテスト審判を行った。北米報知スタッフも阿波踊りコンテストに参加。コンテスト優勝チームにはマリナーズのボックス席のチケットがもらえることもあり、どのチームもオリジナル衣装を身につけて優勝を争った。
2日間のジャパンフェアには多くの来場者で賑わい、日本人のみならず日本の文化やビジネスに興味を持つさまざまなバックグラウンドをもつ来場者が見られた。来年の開催も期待される。
（田中美和）
