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デルタ航空 直行便を羽田空港に集約

米国運輸省は8月9日、羽田発着枠に関する最終決定を発表し、デルタ航空がシアトル、デトロイト、アトランタ、ホノルル、ポートランドと羽田空港を結ぶ5路線の承認を獲得した。運航開始は2020年3月を予定しており、米国―東京間の全便が成田空港から羽田空港に移管される。これにより、現在すでに運航しているロサンゼルス線、ミネアポリス線に加え全7路線が羽田発着となり、デルタ航空が、羽田空港で最大の運輸規模を持つ米国航空会社となる。

デルタ航空の国際事業部門社長兼グローバルセールス執行副社長、スティーブ・シアー氏は、「日本における70年以上の運航実績は私たちの誇りであり、今後も東京に対する強いコミットメントは変わりません。新サービスは、世界で最も重要なビジネス・マーケットのひとつである東京に、より競争力のある包括的なアクセスを可能にするという大きな変革をもたらすもので、デルタ航空の太平洋地域全体において成長戦略の一部となります」と語っている。

羽田発着路線には、デルタ航空の最新プロダクトを搭載した機材が採用される。シアトル線には8月31日よりシアトル―成田線で導入が開始される次世代航空機、最新ワイドボディ機材のエアバス「A330-900neo」を継続使用。また、ポートランド線は、現在使用中のボーイング767型機より、さらに座席数の 多いエアバス「A330-200ER」に大型化する。

より都心に近い羽田空港への直行便の運航は、アメリカ大陸290都市からの乗り継ぎの利便性をさらに高めることになる。2020年の東京五輪に向け、日本の観光産業のさらなる活性化が望まれる。

(情報提供:デルタ航空)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。