経験した米軍関係者との親睦会が19日、大村昌弘総領事公邸で開かれた。日本を経験した米軍関係者と当地日系社会関係者が出席、新たなネットワーク構築が図られた。
在日米軍は現在5 万2 千人に及び、経験者や家族を含めると、人数は相当数に及ぶ。日米同盟の根幹部分に貢献を果たす関係者との親交を深め、当地日系社会との関係構築や日本との縁を再認識する目的があるという。
大村総領事は「(軍関係者の)貢献を通じ、さらに日米関係の深化を図りたい」と述べ、米陸軍のウィリアム・フラー少将も「当地から日本との関係を強化できる機会ができ感謝したい」と語った。
ピュージェット湾地域には陸、海、空軍の基地が構えられ、日本とのつながりも深い。日本駐留を機とした国際結婚で当地へ移住する関係者も多く、各所で新しいコミュニティーが作り上げられている。
ヤキマ郊外では陸上自衛隊と米陸軍による合同演習が毎年行われている。フラー少将によると、日本予算で年間70億㌦、他国との州内軍事演習としては3番目の規模となる。二世復員軍人会( N V C )を中心とした日系関係者との親睦会も続けられている。
昨年の親睦会では在シアトル日本国総領事館が、第二次世界大戦後の占領下で貢献を果たした軍事情報部(MIS)関係者を表彰。コマンダーのユウゾウ・トキタさんは「大変素晴らしい出来事でした」と日本政府の姿勢に謝意を寄せた。
(N・A・P)