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市内停電、火曜日発生 IDなど広範囲で

シアトル市内のビーコンヒル、ファーストヒル、インターナショナルディストリクト(ID)などで12日、大規模な停電が発生。周辺地域にいた約1万人の市民に影響が及んだとされる。宇和島屋シアトル店も停電後の混乱を避けるために一時入店することができなかった。昼食時間と重なり、IDには多くの市民が通りに出た中での出来事となった。周辺地域の信号は一時機能停止したが、12時15分頃には復旧し始めた。

シアトルシティーライトの担当者トニー・ホワイト氏によると、南シアトルで築約100年になる旧屋の屋根を置き換える際、クレーンが送電線にもつれたことが原因のようだ。この事故による被害者は出ていないが、本紙をはじめ、オフィス機器にダメージを受けた会社が出た。午後3時には各エリアの電源は復旧した。
(大間 千奈美)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。