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地方発の絶品グルメを発掘 「にっぽんの宝物」シアトルでイベント開催

1月21日にキャピトルヒルのSole Repair Shopで、「Undiscovered Gems of Japanにっぽんの宝物」プロジェクトによるイベントが開催された。同プロジェクトは、日本の素晴らしい食材の数々が、「後継者がいない」「売れない」を理由に途絶え、埋もれることのないように、作り方や販売の仕方などを学べるアクティブラーニングを取り入れ、支援するもの。シアトルを含め全米6都市でイベントを開催し、その活動内容を紹介した。

「にっぽんの宝物」がプロデュースする食材が中島シェフの手で創作料理となってテーブ ルに出され、会場を沸かせた

イベントには、塩職人として海水から高品質の天然塩をつくる田野屋塩二郎さん、田野屋さんとコラボして塩ラスクを製造する株式会社スウィーツの春田聖史さん、独特のクセのないゴートミルクを使ってジェラートを作るドルチェかがみの矢野佳仁さんの3人が高知県から参加。彼らのこだわりの商品と、その商品開発にまつわるストーリーが、試食と併せてプレゼンテーションされた。最後には、3人が手がける商品以外にも日本の地方で全国市場に出回ることなく眠っていた絶品食材が、シアトルで活躍する中島正14ページへ続く太シェフの手で創作料理としてテーブルに出され、試食会が行われた。

同プロジェクトの商品はシアトル市域での正式な販売はまだ行われていないが、プロジェクト主催者で株式会社アクティブラーニング創業者の羽根拓也さんは、こうした日本の食材発掘プロジェクトに興味のあるパートナーをシアトルからも探しているとのことだ。

イベントに関する詳細:www.undiscovered.jp/usatour2019seattle

(根本麗香)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。