アジア系米国人映画祭が23日から26日まで市内SIFFエジプシャン映画館、ノースウエスト・フィルムフォーラムの2カ所で開かれる。15本の長編映画に加え、短編映画も数多くラインアップされており、地元を中心としたアジア系米国人の思いや芸術、社会問題への意識が発せられる機会となる。
日系映画や日系映画監督による作品も数多く、注目はノースウエストの牡蠣養殖に尽力した日系関係者に焦点をあてたドキュメンタリー『Ebb And Flow』、日系社会から隔てられた中西部で育った日系人家族の物語を描いた『Good Luck Soup』、多人種ルーツのコミュニティー形成を描いた『Mixed Match』など。
第二次世界大戦下における大統領令9066号発令から75年の節目ということもあり、日系人強制退去、収容所をはじめ、日系人の歴史をテーマとした作品も多く『The Orange Story』、『BÁ』、『One-Two-One-Seven: A Story of Japanese Internment』、『Not Just Gardening…』などが短編映画で紹介される。
『Year of the Dragon』、『Who Killed Donnie Chin?』といった地元アジア系コミュニティーの若者や問題を描いた作品。日系俳優ユウジ・オクモトさんによる『Black Thread』、日系歌手、女優ヘイリー・キヨコさんの『Girls Like Girls – Hayley Kiyoko』なども紹介される。
詳しくはhttp://seattleaaff.orgまで。
(N・A・P)