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ワ大日系3教授引退 米民族学部で長年指導

ワシントン大学米国人民族学部のテツデン・カシマ、スティーブン・スミダ、ゲイル・ノムラ各教授が2015― 16 年度学期をもって引退する。先週に各教授の花道ともなる卒業 式に出席した。

各教授は社会学、文学、コミュニケーション、歴史学などを通じ、日系人、アジア系米国人研究に深く貢献してきた。

カシマ教授は同学部で39年間にわたり学生を指導。 1998年にスミダ、ノムラ教授が加わり、ワシントン大学の桜植樹、第二次世界大戦の日系人学生への名誉学位授与、デイ・オブ・リメンブランス行事の開催、ヤキマ地域の日系史編纂など様々なプロジェクトに寄 与した。同学部は3教授を名誉教授として讃えたほか、現在は日系史研究指導の後任教授を選定している。

地元コミュニティーでは8月 27 日、3教授の引退祝いを兼ねたレセプションがブレイン メモリアル・ユナイ テッドメソジスト教会で午前 11時半から催される予定。

(N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。