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日系アメリカ人コミュニティーが結束、折り鶴で移民収容施設に抗議

Photo by Jenifer Akagi

全米各地で日系アメリカ人が集まり、移民収容に反対する抗議活動を続けている。ツル・フォー・ソリダリティー(鶴の折り紙で結束を)は、昨年3月に日系アメリカ人の心のトラウマを専門とする心理療法士のサツキ・イナ氏により、テキサス州のディリー収容所への反対運動をするために発足した団体。その後、シアトルのデンショーやJACLシアトル支部などを含む全米の日系団体が参加し、活動の場を広げている。同団体は暴力ではない平和的な抗議活動を掲げており、各地で収容されている移民らに希望を届けようと、折り鶴を移民収容所の敷地の塀を囲うように吊り下げるなどしている。「日系アメリカ人が戦時中に強制収容を受けた歴史から、繰り返される移民収容所での非人道的な行いに、誰かが立ち上がり、抗議の声を上げなくてはいけない」というのが同団体の主張だ。 

昨年6月にアメリカ保健福祉局が保護者の同伴なしで単独で渡って来た子どもの移民を、オクラホマ州にある軍用基地、フォート・シルに収容する計画を公表した際にも、ツル・フォー・ソリダリティーは反対運動に参加した。同基地は、かつて日系アメリカ人の強制収容所として使われた歴史がある。この反対運動にツル・フォー・ソリダリティーから参加したグループのうち6名は、子ども時代を収容所で過ごした日系アメリカ人だった。この反対運動は米国内最大規模の市民団体であるユナイテッド・ウィー・ドリームなども参加する大規模なものとなった。

1月11日にも、カリフォルニア州メリーズビルのユバ郡刑務所で不法移民への非人道的な扱いへ抗議する市民団体らによる抗議運動に参加。また、6月にはワシントンDCでの抗議活動が計画されており、それに合わせて12万5,000の折り鶴を集める予定だ。12万5,000という数字は戦時中に収容された日本人や、移民らとの団結を象徴している。これに向けて、5月1日までなるべく多くの折り鶴を集めるため、折り鶴の寄付を受け付けている。同時に移民のキャラバンや精神的なカウンセリングを支援する寄付金も受け付け、12万5,000ドルを目標額としている。詳細は、公式サイトhttps://tsuruforsolidarity.org)にて。