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シアトル市 プライド・アワード発表

ジェニー・ダーカン市長は6月26日、6組のLGBTQ+コミュニティー・リーダーに対し、彼らの取り組みがより良い街づくりのために大きく貢献しているとし、2019プライド・アワードを授与することを発表した。

ワシントン州最高裁判所判事メアリー・ユー氏、シアトルで唯一のレズビアン・バー、ワイルドローズの共同オーナーであるシェリー・ブラザーズ氏とマーサ・マニング氏の3名は長年の活動が認められ、既存のリーダーに贈られるエスタブリッシュト・リーダーズ・アワードを受賞。ワイルドローズは、34年にわたりキャピトルヒルで営業を続け、現在では全米で最も古いレズビアン・バーのひとつである。

またエマージング・リーダーズ・アワードには、ラテン系アメリカ人のためのLGBTQ団体、ソモス・シアトルの創設者であるレイ・コロナ氏が選ばれた。アウトスタンディング・リーダーシップ・アワードを受賞したのは、ワシントン大学ソーシャルワーク学部のカレン・フレドリクソン・ゴールドセン教授。現在、LGBTQの人々の加齢と健康についての長期研究を進めている。LGBTQコミュニティーを精神面からサポートするシアトル・カウンセリング・サービスも同賞を受賞した。

そして、2017年のシアトルにおけるウィメンズ・マーチを先導した、カーマイン・スライ氏も、ディファレンス・メーカー・アワードを受賞している。

各賞発表に際し、ダーカン市長は「皆さんは『最高』のシアトルを象徴する存在」と受賞者を称えた。

(加藤 瞳)

Hitomi Kato
東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨーク市立大学シネマ・メディア・スタディーズ修士課程を経て、2019年より北米報知社編集スタッフ。元バリスタの経歴が縁でシアトルへ。現在 シアトルまでフェリーで通勤中。