熱中小学校は、「もういちど、7歳の目で世界を」をテーマに第一線で活躍する経営者や大学教授など各分野のスペシャリストを講師に招き、多岐に学びと出会いを提供する大人のための学び舎。人材教育を通し地方活性化をしようと2015年に開校して以来、日本各地の13校で開催され、幅広い世代から900名を超える「生徒」たちを迎えている。
地方に根差しながらもグローバルな視点を持つ熱中小学校は、2019年2月に初めて日本以外で開校。海外初の進出先として、多くの世界的企業を生み出したシアトルが選ばれた。2020年の2〜6月に予定されているシアトル熱中2期では、全5回の授業を開催。12月1日にベルビュー・チルドレンズ・アカデミーで開催されたオープンハウスでは、福島県奥会津のマタギをしている猪俣昭夫氏とMako and Munjuru(琉球音楽パフォーマンスグループ)が授業を行い70名を超える参加者が訪れた。
2月からの授業では、老視・白内障・弱視などの人ために視覚を補助する「明るく大きく」などのアプリを開発し、無償でリリースをしている浅田一憲氏の講義や、横河レンタリース株式会社代表取締役社長の金川裕一氏による「企業、起業の成功の秘訣」や「人生や、働く上で何が大事か」といったテーマの講義が行われる。地元シアトルからは、シアトルのローカル局であるKing 5で36年にわたりキャスターを務めたローリー・マツカワさんによる民主主義社会における報道の自由の意義についての授業や、ボイス・トレーナーの田形ふみさんによる魅力的なコミュニケーション術を高める発声訓練方法、料理研究家のサリバン麻子さんによる日本の麹発酵食品を利用して健康的な食生活を目指すセミナーなど、数々の授業が予定されている。
さまざまな専門家による講義を受けることで知的好奇心を満たすだけではなく、「生徒」同士の横のつながりを持てる点も本企画の魅力。参加者同士でコミュニティーを広げながら、今まで接点のなかった世界と触れることで、自分の可能性を感じ、将来を切り開く足がかりになるはず。シアトル熱中2期に申し込みをすると、日本全国のどこの授業も受けられる特典が付く。申し込みは、ホームページにて(https://www.necchu-seattle.org/)。