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破壊されたパブリック・アート修復に協力を

By 河野 光

シアトルのダウンタウンでは、ローカル・ビジネスや公共施設などを狙った窃盗や破壊行為(バンダリズム)などが、新型コロナウイルスによるパンデミックをきっかけにますます悪化し続けている。
シアトル芸術文化局とシアトル交通局、キング郡メトロは、治安改善のため、パブリック・アートを通してダウンタウンを活気ある魅力的な街にする目的で、2021年末に3rdアベニュー沿いのバス停をアートでデザインするというプロジェクトを現実化。本紙掲載のアート作品でもお馴染みの、森澤氏によるデザインが施されたバス停(料金支払いのためのキオスク)は、3rdアベニュー東とパイン・ストリート北が交わる場所にあり、2022年3月から街並みをユニークに彩っていた。

▲完成直後の森澤氏デザインのキオスクと、被害後(中央)@シアトルダウンタウン、 セネカ・ストリート X 3rd アべニュー沿い

しかし現在までに森澤氏のデザインを含めた3つのキオスク(各別アーティスト)が、バンダリズムの被害に遭っている。それを受け、森澤氏と非営利団体ノースウェスト・デザイナー・クラフトアーティスト(NWDC)のダニエル・ワラス氏が協力し、破壊行為を受けたキオスク修繕のための費用を求め、地元企業や日本大使館、シアトル市にサポート、助成金などの協力依頼を続けていた。その努力が実り、6月末、シアトル市が提供するスマート・アート・ベンチャー・プログラムのグラントの審査に合格。3つのキオスクのうち一つを修復する予算を確保した。総合的な修復にはまだ金額的に足りないものの、修復作業へ向けて大きな一歩を踏み出した。

同様の被害を受けたアンジー・ヒノホス氏の作品 ▶︎

個人からのドネーションは、今月から8月まで、以下の森澤氏(Pay Pal)、もしくはNWDCのウェブサイト(ワラス氏)から受け付け中。また、シアトル宇和島屋店内の紀伊国屋書店でも、支援目的で本件に関する情報を公開している。

■ Morisawa Studio ウェブサイト、ドネーション用
 PayPal リンク(ホーム画面中央下): www.naokomorisawa.com/home
■ NWSC詳細:
https://nwdesignercraftartists.org/about
◀︎ バッソ・ヒノバッチ氏によるキオスク。どのデザインも、ナイフのようなものでラッピングが剥がされている