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マリナーズ、DREAM教育イベント 岩隈、青木地元学校訪問

シアトル・マリナーズの毎年恒例の教育啓蒙イベントが24日に行われた。青木宣親外野手、岩隈久志投手はスコット・サーバイス監督らとビーコンヒルにあるヴァン・アセルト小学校を訪問。歓喜と拍手に包まれ登場した選手たちは、集まった約300人の小学生を前にDREAMそれぞれの頭文字から始まる言葉をテーマに特別授業を行った。

青木選手は最初の頭文字となる「ドラッグフリー」を担当。薬物の危険性を指摘し、自分だけでなく、家族や周りの人にも影響を及ぼす可能性を強調した。Rの「尊敬」はスコット・サーバイス監督、Eの「教育」はクリス・アイアネッタ選手、Aの「態度」はウェイド・マイリー選手が説明した。

最後のMの「モチベーション」は岩隈選手が担当。「みなさん夢はありますか?」という問いかけから始まり、夢を持つことで毎日の生活にモチベーションが生まれ、夢を叶えることに繋がると力説。「選手も毎日モチベーションを持って練習に励んでいる」と話した。

特別授業の後に、選手らは小学校に本や、ファイルなどのマリナーズ関連品を贈呈。選手たちが登場するショートビデオが始まると、終始歓喜をあげていた小学生の興奮も最高潮となった。選手たちは最後は笑顔で小学生らに手を振り、会場を後にした。

マリナーズは同日の試合で逆転勝ちを収めるなど、好調なシーズンを送っている。24日現在、45試合を終えて2718敗でア・リーグ西地区の首位となっている。

(記事・写真 = 大間 千奈美)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。