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トモダチ・ガーラがオンライン開催 JCCCWのコロナ禍の活動報告も

ワシントン州日本文化会館(JCCCW)が8月11日、トモダチ・ガーラをユーチューブのライブ配信の形態で開催した。JCCCWのファンドレイジングとして例年はホテル会場などで開催される同イベントも、今年はコロナウィルス感染拡大の影響でオンライン開催になった。

当地ローカル局のKOMOニュースのライアン・ヤマモト氏とJACLシアトル支部のサラ・ベイカーさんによる司会進行で、JCCCWのボードメンバーやスタッフなどが登場し、JCCCWの現在の活動が紹介された。JCCCWのプログラムは幅広く、会館が建てられた当初からあるシアトル日本語学校、アンティーク食器や着物などドネーションされた日本関連グッズを再販する宝石箱ショップ、館内に設置されている日系ミュージアム、敬老ノースウェストから引き継いだシニア・アクティビティー・グループのニッケイ・ホライゾンなど、子供からシニアまでが参加できるものだ。シアトル日本語学校のクラスがオンラインで開催されたり、日系ミュージアムがバーチャル・ツアーを開始したり、宝石箱のオンライン・ショップが新設されてオンライン購入とピックアップサービスがはじまったことなど、コロナ禍に対応した方法で運営が続けられており、それぞれの活動状況が紹介された。

事務局長のカレン・ヨシトミさんも登場し、館内に新しく設置されたエレベーターを紹介。これまで館内にはエレベーターがなく、お年寄りなどが2階へアクセスすることが困難になっていたが、補助金や個人献金を資金に、今年に入って設置が完成した。

ライブ配信された今年のバーチャル・トモダチ・ガーラは、現在もJCCCWのユーチューブ・チャネル(www.youtube.com/user/JCCCWA)で閲覧できる。

(N・A・P)

北米報知は、ワシントン州シアトルで英語及び日本語で地元シアトルの時事ニュースや日系コミュニティーの話題を発信する新聞。1902年に創刊した「北米時事 (North American Times)」を前身とし、第二次世界大戦後に強制収容から引き上げた日系アメリカ人によって「北米報知(North American Post)」として再刊された。現存する邦字新聞として北米最古の歴史を誇る。1950年以前の記事は、ワシントン大学と北米報知財団との共同プロジェクトからデジタル化され、デジタル・アーカイブとして閲覧が可能(https://content.lib.washington.edu/nikkeiweb/index.html)。