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デイ・オブ・リメンバランス 今年はオンラインで

デイ・オブ・リメンバランス
今年はオンラインで

1942年2月19日に当時のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトが発令した大統領令9066号を記憶するためのデイ・オブ・リメンバランス。日系アメリカ人コミュニティーにとって大事なこの日に関連するイベントも、今年はその多くがオンライン開催になる。

ワシントン州議会で毎年行われているセレモニーは、今年は2月15日午前8時半からバーチャルで開催。TVワシントン(https://www.tvw.org/current-recent-video/)でライブ放映される。ワシントン州日本文化会館(JCCCW)が運営する西北日系博物館は、毎月第3金曜のオンライン講座『Speaker Series』の第一回として2月19日午後7時から、本紙英語欄へも記事寄稿をしているOMOIDEの執筆メンバーが、自らの体験から日系コミュニティーや家族の歴史を振り返る。デンショー(DENSHO)は、『ウィーク・オブ・アクション・アンド・リメンバランス』として2月14日から21日までの1週間、オンラインで情報発信を行っていく。ツル・フォー・ソリダリティーは2月23日午後12時半から、タコマ市にある違法移民収容施設であるノースウェスト・ディテンション・センターの前で平和的デモ活動を行う予定だ。

1942年2月19日の大統領命令9066号によって、西部防衛司令官はパシフィック・ノースウェスト地域の日本人・日系人の夜間外出禁止令、続いて強制立ち退き令を布告し、ベインブリッジ島の日系住民を手始めに12万人が全米10カ所の収容所に送られた。

(室橋美佐)

北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長。上智大学経済学部卒業後、ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から現職。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。