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ワ州日本文化会館のファンドレイジング・イベント「トモダチ・ガーラ」が開催

司会のローリー・マツカワ氏(真中)と、「トモダチ・オーナーズ」を受賞した藤崎一郎氏(右)とフィリス・J・キャンベル氏(左)

ワ州日本文化会館(JCCCW)によるファンドレイジング・イベント「トモダチ・ガーラ」が3月31日、レントン市内のハイアット・リージェンシー・レイク・ワシントンで開催された。JCCCW創立15周年を迎えた今年は、毎年恒例の「トモダチ・ランチョン」をディナー・パーティーとして開催。全日空、JPモルガン&チェース銀行、地元テレビ局のキング・ファイブなどからのスポンサーを受けて、大規模なイベントになった。

当日の会場では、ノースウェスト太鼓による演奏が来場者を出迎えた。イベントは、キング・ファイブのニュースキャスターで同団体創設メンバーの一人として取締役員を務めるローリー・マツカワ氏の司会で進行。団体の活動を紹介するビデオ放映や、ファンドレイジングとして行われたサイレント・オークションのほか、日米関係の橋渡しに寄与した人物を称える「トモダチ・オーナーズ」の授賞式と、シアトル日本語学校を今年度に卒業する高校生によるスピーチが行われた。

オークションでは芸術作品や地元スポーツ観戦チケット、イチロー選手が試合で使ったサイン入りグローブなどが出品され、計120,000ドルが集まった。集まった資金はシアトル日本語学校、「子どもの日」、「文化の日」などの年間行事、会館内にある日系アメリカ人歴史博物館など、JCCCWのプログラム運営費にあてられる。

今年の「トモダチ・オーナーズ」受賞者は、元駐米大使の藤崎一郎氏、JPモルガン&チェース銀行環太平洋北西地区頭取のフィリス・J・キャンベル氏に贈られた。藤崎氏は父親がシアトル総領事として勤めていた1960年代にシアトルで過ごしており、シアトル日系アメリカ人コミュニティーとの親睦が深い。授賞式で「(1960年代)当時はアメリカ国内での日系人の立場は現在とは異なりとても厳しいものだった。現在の各方面での(日系人の方々の)活躍を、同じ血を分ける日本人としてとても誇りに思う」とコメントとした。「トモダチ・オーナーズ」には、これまで故ダニエル・K・イノウエ元連邦上院議員、俳優のジョージ・タケイ氏、数々の芸術活動で知られるツタカワ・ファミリー、宇和島屋創業のモリグチ・ファミリーなどが授与されている。

(室橋美佐)

北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長。上智大学経済学部卒業後、ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から現職。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。