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イチロー氏にマリナーズ特別功労賞受賞

9月14日、Tモバイル・パークでの対ホワイト・ソックス戦を前に、日米通算4367安打の記録を残したイチロー氏の現役時代の功績をたたえ、特別功労賞にあたる「フランチャイズ・アチーブメント賞」の授与式が行われた。

式では、イチロー氏が英語で約5分間のスピーチを披露。19年間のメジャー生活中、公の場において同氏が英語で言葉を述べるのは、2005年以来2度目のこと。冒頭、チームメイトのディー・ゴードン選手と菊池雄星投手に向け、「ディー、雄星、今夜は泣くなよ!」と声を掛けたイチロー氏。ファンや関係者らへは、「2001年に私がシアトルに来た時、それまで日本からの野手は一人もいませんでした。皆さんが獲得したのは、小柄で細い、無名の27歳でした。皆さんには、私を受け入れない理由はいくらでもありました。それなのに、皆さんは大きく手を広げ私を受け入れてくれました」と目頭を熱くしながら感謝の気持ちを語り、観客の胸を打った。

最後には笑顔で、「シアトル・マリナーズの皆さん、この愛する街で、愛する野球をプレイできるチャンスを私にくれたこと、永遠に感謝します(中略)さあ、レッツ・プレイ・ベースボール!」と締めくくった。   

      (加藤 瞳)

東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨーク市立大学シネマ・メディア・スタディーズ修士課程を経て、2019年より北米報知社編集スタッフ。元バリスタの経歴が縁でシアトルへ。現在 シアトルまでフェリーで通勤中。