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シアトル別院仏教会の体育館 日本語サポート付きワクチン接種会場に

Seattle Betsuin Picture
旧日本町にあるシアトル別院仏教会の本堂

シアトル別院仏教会(1427 S. Main St.、以下別院)の体育館が、近隣に住む高齢者などを対象とした新型コロナウイルス(COVID—19)ワクチン接種会場として活用されている。別院でワクチン接種を行う医療プロバイダーは、インターナショナル・ディストリクトを拠点に多言語で医療サービスを提供するインターナショナル・コミュニティー・ヘルス・サービス(ICHS)。別院のほかにも、アジア系住民が集まる地域を中心に、地域の教会やコミュニティー施設と協力して言語サポートを伴う小規模なワクチン接種イベントを実施している。

ICHSをボランティアでサポートして会場運営を担っているのが、ウェステリア・ビュー・マナー(1400 South Main St.)で事務局長を務めるアラン・ホシノさんだ。「ウェステリア住民向けのワクチン接種会場として、別院の体育館を使わせてもらったのが始まりでした」とホシノさん。ウェステリアは創立以来、別院門徒が運営に関わる高齢者施設で、ホシノさんも別院門徒だ。「ウェステリア住民向けのワクチン接種会場として、別院の体育館を使わせてもらったのが始まりでした」とホシノさん。その後、近隣の高齢者施設住民向けにも会場提供するようになり、さらには「言語サポート付きの歩いて行けるワクチン接種会場」として、地域やコミュニティーの高齢者全般に対象が広がっていった。

「礼拝が全てオンラインになっている中、何かコミュニティーの役に立てないかと考えていました。ワクチン接種会場を提供できて、その願いがやっと実現しました」と話すのは、2017年から別院で輪番を務める楠 活也さん。接種会場では、妻の綾乃さんと日本語ボランティアも行う。

「ワクチン接種を不安に思う人が多い現状では、特に英語がネイティブではない高齢者は、母国語での説明やサポートがあることで接種を決断できるケースも多いようです 」とホシノさんは指摘する。別院ではこれまでICHSによるワクチン接種イベントが定期的に開催されてきた。高齢者のワクチン接種がほぼ行きわたり、5月には同サイトでのワクチン接種イベントが終了する予定だ。

シアトル別院仏教会

https://seattlebetsuin.com
1901年からシアトルの日系人から信仰を集める浄土真宗の寺院。毎夏、寺院前で開催される盆踊りは夏の風物詩になっている。
☎206-329-0800 / office@seattlebetsuin.com

ウェステリア・ビュー・マナー

www.wisteriaview.org
低所得高齢者向け集合住宅。向かいに建つシアトル別院仏教会が創立した歴史があり、現在でも同寺院門徒がボード・メンバーを務める。

インターナショナル・コミュニティー・ヘルス・サービス(ICHS)

www.ichs.com
シアトルのインターナショナル・ディストリクトを拠点に多言語で医療サービスを提供する医療プロバイダー。

北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長。上智大学経済学部卒業後、ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から現職。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。