沖縄からシアトル桜まつりへ
ワシントン州シアトル市恒例の桜まつりに、今年は沖縄県宜野湾市から安里紅型工房(琉球紅型事業協同組合会員)を招待し、4月10−11−12日とワークショップがシアトルセンターで開催された。例年でも2万人を超えるビジターに、今年は45店もの出展者が集まった。日本国内地でもアメリカでもなじみの浅い紅型とは、一体どんなものなんだろう。

伝統工芸士の認定を受けた安里和雄さんと息子の昌敏さんがワークショップを担当、母親の秀子さんはブースでビデオを見せながら訪問客と対応。一家総出のイベントだった。
ワークショップでは、約450年前、琉球王国と中国との貿易から始まり、戦争で全て破壊されたが、戦後に知識人たちが紅型を立ち直らせた経緯を簡単に説明。王朝のために発達、発展した紅型が戦後は誰でも気軽に手に入れることができる。かりゆしウエアは現在結婚式にも正装として着用されている。特に沖縄の黄色はアメリカの薄い黄色とは違い、てぃだの色。自然をリスペクトする沖縄の太陽の温かさだ。

さて実際に7色の着色から始まり、隈取のシャープなアクセントを入れ乾かすなど、1時間の行程で125人が参加し、そのうち何人かは感激してブースに作ったものを見せに来てくれた。
デザインの型彫りに使うルクジュウという下敷きが、乾かした豆腐で作られていることには450年の歴史と伝統を感じさせる。繊維がないので切りやすく、そこに含まれる油分がナイフの錆を防いでくれるとのこと。
別の会場では、沖縄南城市からの創作舞団、「龍心」のクリエイティブ・ダンス、シアトル沖縄県人会メンバーの三線、伝統舞踊、エイサー、獅子舞とパワフルなパフォーマンスで、今年で50年目の桜まつりを締めくくった。
(天海幹子)















