シアトル・マリナーズの毎年恒例の教育啓蒙イベントが24日に行われた。青木宣親外野手、岩隈久志投手はスコット・サーバイス監督らとビーコンヒルにあるヴァン・アセルト小学校を訪問。歓喜と拍手に包まれ登場した選手たちは、集まった約300人の小学生を前にDREAMそれぞれの頭文字から始まる言葉をテーマに特別授業を行った。
青木選手は最初の頭文字となる「ドラッグフリー」を担当。薬物の危険性を指摘し、自分だけでなく、家族や周りの人にも影響を及ぼす可能性を強調した。Rの「尊敬」はスコット・サーバイス監督、Eの「教育」はクリス・アイアネッタ選手、Aの「態度」はウェイド・マイリー選手が説明した。
最後のMの「モチベーション」は岩隈選手が担当。「みなさん夢はありますか?」という問いかけから始まり、夢を持つことで毎日の生活にモチベーションが生まれ、夢を叶えることに繋がると力説。「選手も毎日モチベーションを持って練習に励んでいる」と話した。
特別授業の後に、選手らは小学校に本や、ファイルなどのマリナーズ関連品を贈呈。選手たちが登場するショートビデオが始まると、終始歓喜をあげていた小学生の興奮も最高潮となった。選手たちは最後は笑顔で小学生らに手を振り、会場を後にした。
マリナーズは同日の試合で逆転勝ちを収めるなど、好調なシーズンを送っている。24日現在、45試合を終えて27勝18敗でア・リーグ西地区の首位となっている。
(記事・写真 = 大間 千奈美)