マーベル・コミックは、2019年に80年周年を迎える。シアトル・センターにあるポップカルチャー博物館(MoPOP)では、マーベル・コミックをテーマとしたエキシビジョン「Marvel: Universe of Super Heroes」を開催。300点以上の原画、小道具、衣装が公開され、同博物館では過去最大の展示規模となる。
マーベル・コミックは『スパイダーマン』『キャプテン・アメリカ』などでおなじみ、2大アメリカン・コミック出版社のひとつ。同社がジェンダー、人種、宗教といった社会的テーマに、コミックという「視覚文化」をから一石を投げかけてきた点に注目し、スーパー・ヒーローの誕生から、マーベル作品の魅力を反映した映画作品まで、その歩みと活動を振り返る。
「マーベル・コミックは従来のアクション・コミックの枠を超え、視覚効果と感情のダイナミズムを作品に盛り込んできました。いつも世の中を反映したものであり、誰もがスーパー・ヒーローになれるというメッセージが最も印象的です」と、マーベル・エンターテインメントのブライアン・コスビー氏はコメントを発表している。
アメリカン・ポップカルチャーの象徴であり遺物に触れるエキシビジョン。公開は2018年4月21日(土)から。詳細は、ポップカルチャー博物館ウェブサイトにて。
(文:小林真依子)