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リクトン・スプリング・グリーンウェイのパブリックアート森澤直子さん、エリン・シガキさんなどの作品が展示

交通ボックスを飾る森澤さんのアート (写真=森澤健)

シアトル市のパブリック・アート・プロジェクトの一環として、北シアトルにあるリクトン・スプリング・グリーンウェイに沿って7名のアーティストの作品が、今年8月から来年8月までの期間で設置されている。パブリック・アートは、シアトル市芸術文化局(ARTS)とシアトル市交通局(SDOT)が主体となり、市が管理する公共設備に地元アーティストの作品を飾るもので、アートを通じて近隣コミュニティーをつなぐことを目的としている。選出された7名のアーティストのうち1名は、本紙にアートを寄稿している日本人アーティストの森澤直子さん。日系アメリカ人アーティストとして活躍するエリン・シガキさんのアートも採用された。

森澤直子さんの作品「Target – handmade and uneven 2D mosaic work」は、オーロラ・ハイウェイに置かれる交通ボックスを飾るカラフルなアートとして採用されている。森澤さんは、シアトル市のウェブサイトに「このアートを見た人が元気になること、オーロラ高速道路の街路をもっと明るく楽しくしたかった」とコメントを寄せている。

絵馬をモチーフにしたエリン・シガキさんのアート作品
(”One Time One Meeting: A Community Shine” by Erin Shigaki. Photo: ARTS)

エリン・シガキさんの作品は、神社の絵馬がモチーフになったもので、一期一会の意味の「One Time, One Meeting: Community Shrine」の文字が刻まれている。絵馬を結ぶ赤いロープは、第442連隊戦闘団で戦う日系兵士のために強制収容所に残された女性らが縫った千人針をモチーフにもしており、パンデミックや人種差別の最中で全ての人の生命の活力を願うものだという。

シアトル市は、全米の他都市に先駆けて1973年に、市の予算の一定割合を芸術に充てる条例を採用しており、パブリック・アートのプログラムも40年の長い歴史を持つ。市の公共インフラ投資の1%をアート設置のために確保されることが定められており、公園、図書館、公民館、道路、橋などの公共の場にアートを設置することで、市民の日常生活を豊かにし、地元アーティストの活動を市としてサポートしている。

(谷川晴菜)